~障害者が暮らしやすい社会を!~
1979年、京都に住む数名の障害者によって結成された障害当事者グループです。
実家や施設ではなく、地域で生きる選択をした身体障害者が、必要な介護や支援を受けながら日常生活を送り、「ペンギンのように足取りはゆっくりでも、確実に前に進んでいこう”というイメージで、常に「障害者の自立」に関する様々な障害当事者運動に取り組んできました。
ペンギンの会はこの10数年の間にメンバーが6人も天に召され、また残っている人も重病を発症したりで、とにかく大変でした。
このまま維持させていけるのか、もう辞めるのかと決断を迫られ、話し合いを繰り返し、今に至っています。今も綱渡りのような状況です。
そんな中で今回ホームページを立ち上げることができ、本当に良かったなあと思います。
先の見えない厳しい現実ばかりですが、これまで通りペンギンの会らしく目の前にある事柄を一つずつこなし、ぼちぼちと前に歩んでいきたいと願っています。
「ペンギンの会は不滅です」と若い時に口にしたことがあります。たとえこの先メンバーがパタパタといなくなったとしても、ペンギンの会の精神・主張・思いは揺るがないものとして語り継がれていくのだろうと感じています。
「障害」者差別を容認せず、すべての差別を許さない闘いをこれからも続けていきます。
どうかこれからもペンギンの会の活動に目をとめて、支え続けてください。ともに歩んでください。
ペンギンの会をよろしくお願いいたします。
ペンギンの会代表 李清美
在日二世。親子二代生活保護で、14歳から時から下肢障害あり。41歳にしてアーノルド・キアリ症という難病を発症。民族差別や障害者に対する不当な扱いを許さず、同情も差別も偏見も跳ね除けてきたやんちゃな半生を、介助者である学生たちが聴き書き。