~障害者が暮らしやすい社会を!~
2016年8月9日 三宅さんが天に召されて約2年半が経ちました。
三年間、ガンと闘い、幾度も大手術をされましたが、その度に奇跡的に回復され、最後まで地域にこだわり「わしはギリギリまで家におる。酒も飲む。」と仰っていました。三宅さんは御自身の「何があっても最期まで諦めない」という信念を最期まで貫かれ、身を持って示して下さったのだと思います。
三宅さんからどれほど多くのことを学ばせていただいたか…。いろいろなことが昨日の事のように思い出されます。
今から30年前は福祉のワーカーも障害者の声にちゃんと対応できる人が少なかったように思います。
なので、メンバー一人では解決できない時は皆でおしかけ、納得がいくまで交渉していました。
ペンギンの会の交渉時のやりとりとか、実際にいろいろなことが改善されるのを目の当たりできたので、今の自立生活が維持できていると思っています。
三宅さんと出会えたこと、困った時にはいつも相談にのってもらえたこと、ペンギンの会での長い年月を通して、いっしょに歩んで来れたこと…全てに心から感謝しています。
本当に今までありがとうございました。
そして、最期まで自分のことより他者のことを気遣っていた三宅さんのことを心より尊敬しています。
三宅さんは「障害」を持つ仲間や、社会的に弱者の立場に置かれている人達に寄り添い、自分のことより他者の為に行動し、どんな状況の中でも最後まであきらめない人でした。
私も少しでも、三宅さんの意志に近づけるように懸命に生きねばと思います。
もう会えないと思うと辛いですが「三宅さんはきっと私たちのことを見守ってくださっている」と思うので何とか気力をふりしぼって今残されたメンバーと「どうすれば三宅さんの意志を受け継いでいけるのか等々」ちゃんと話し合い、これからのペンギンの会の歩みを考えていきたいと思います。
三宅さんの存在は、私たちペンギンの会の中から消えることは決してありません。
どうか皆さん、これからもペンギンの会をお支えください。よろしくお願いします。
李清美(ペンギンニュース33号投稿文よりより抜粋)
2017年11月26日、2016年8月に亡くなられた三宅さんの追悼イベントが行われました。
70数名の方たちと、生前の三宅さんのスライド(本ページの下に掲載)を見て、いつもように飲んで歓談し、そして、参加者それぞれに三宅さんとの関わりを話していただきました。
目の前で、三宅さんのお元気だった頃の姿と共に、三宅さんの前に亡くなった先輩たちの姿が映し出され、そこに私もチラホラ映っていたりで、いろいろなことを思い出していました。
こうして、追悼イベントに参加された皆さんの中にも、そして私の中にも、いつも共に在り、見守ってくれている三宅さんの存在を改めて感じた次第です。
李清美(ペンギンニュース35号投稿文よりより抜粋)
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